無添加化粧品の罠
投稿日時:2017-09-28 04:49:37
無添加というといかにもお肌に優しそうな感じがしますよね。しかし、実はそうでもないのです。アレルギーを起こしやすい旧表示指定成分が含まれていない化粧品のことを、一般的に無添加化粧品と呼んでいます。今では全ての成分の表示がされていますので、「無添加」のラインは非常にあいまいになりつつありますが、香料・着色料・防腐剤などが無添加の場合が多いようです。
ここで注意しなければならないのが、表示指定成分が含まれていなかったからと言って、必ずしもお肌への刺激があまりない、というわけではない点です。肌質にあっていなければ、無添加化粧品であっても肌トラブルに見舞われる可能性は十分にあります。
また、何かと嫌われることの多い防腐剤ですが、これは化粧品の品質を安全に保つための成分でもあります。防腐剤の入っていない化粧品は日持ちがせず、雑菌も繁殖しやすくなります。保存方法が悪かったり、使用に時間をかけすぎると、雑菌だらけの化粧品を使うことになってしまいます。こうなると、当然ながら無添加でも意味がありませんよね。
防腐剤に関しては、その成分がアレルギーの元になっていることがはっきりしている場合をのぞいては、添加されていないことによるデメリットも大きいことを知っておくべきです。無添加化粧品は高温多湿の環境にはおかないなど、取り扱いに注意しましょう。手作り化粧水などを作っている場合は、保管だけではなく使い切れる量だけ作ること、保管するボトルの衛生管理を徹底する必要があります。
無添加だから体にいいはず!と考える前に少し冷静になって、いつまで使い切れるか、無添加だからといって肌に合うとは限らない、という点についてはよく考えておくべきでしょう。